2025年、あなたの心に残る一杯のコーヒーは何ですか?
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2025年も終わりに近づき、ふと立ち止まって、こんなシンプルだけれど大切な問いを自分に投げかけました。
今年、あなたにとっていちばん心に残った一杯のコーヒーは何でしたか?
写真アルバムを眺めていると、思わず手が止まった一枚があります。強い感情が込められた、私にとってとても特別な一枚です。撮影されたのは、トルコのアンタキヤ。かつて歴史的にシリアの一部でもあった地域です。大地震のあと、街は深い傷を負い、倒壊した建物や壊れた道路、そして今も復興の途中にある風景が広がっていました。それ以上に心に残ったのは、人々が静かに抱えている重み――失われたもの、大切な人への想い、そして少しずつ癒えていこうとする心でした。
私は、被害を受けた建物や工事現場に囲まれたホテルに滞在していました。建物が少なくなったことで風はとても強く、砂を巻き上げながら吹き抜けていました。その朝、ホテルの外に座り、トルコ式コーヒーを片手に目の前の風景を見つめていました。風は冷たかったけれど、一口ごとに感じる温かさは、ただの温度ではなく、心まで包み込むようなものでした。その瞬間、コーヒーは「飲み物」ではなく、今この場所に立つ自分をそっと支えてくれる存在になっていました。
もうひとつ、忘れられない一杯があります。それは、シリア人のご家族のお宅を訪ねたときにいただいたコーヒーでした。カルダモンの香りが豊かな、伝統的なシリアコーヒーです。美しいカップも印象的でしたが、何より心に残ったのは、彼らが教えてくれた飲み方でした。小さなチョコレートを口に含み、そのまま濃いコーヒーをひと口。甘さと力強さが重なり合い、ゆっくりと心に広がっていきます。ひと口ごとに、温もりと愛が静かに流れ込んでくるようでした。
コーヒーと旅には、不思議な力があります。会話を生み、見知らぬ人同士をつなぎ、何気ない瞬間を一生の物語へと変えてくれます。誰かと分かち合う一杯のコーヒーには、味わい以上に、歴史や強さ、そして人と人とのつながりが詰まっています。
☕ Brew-tiful なみなさんへ。
人生は旅のようなもの。そして、一杯一杯のコーヒーには物語があります。
あなたの物語はどんな一杯ですか?
ぜひ Soulwrx Coffee と一緒に、あなたのストーリーをシェアしてください。